猫にワクチンは必要なのか?
犬は義務付けられていたと思うけど・・・猫はないよね、って思いますか?
ウィルスによっておこる伝染病は特効薬がないそうです。
ワクチンの必要性
ワクチンの働きは免疫を付ける事。
母乳から得られる免疫力が生後2カ月頃で効果が減少しウィルスに感染しやすくなります。
なので、2カ月目と3カ月目に2回混合ワクチンを摂取して抗体を増やすことが理想的。
ワクチン接種で感染症・伝染病にかかった時の症状の軽減が目的です。
感染症の中には重篤になる怖い病気もあるので、そうなってからでは、ペットが苦しむ事はもちろん、かなりの医療費もかかり、更には最悪の事態になりかねません。
人は予防に対する意識が少ないと言われていますが、何より大切な事だと思います。
[ad#co-1]猫の感染症
1.猫ウィルス鼻気管炎
猫ヘルペスウィルスによって起こる病気で、40°C前後の発熱と激しいくしゃみ、咳をして鼻水と目やにが出ます。
子ねこがかかりやすく、死亡率が高い病気です。
2.猫カリシウィルス感染症
猫ウィルス鼻気管炎と同じような症状ですが、進行すると口の中や舌に水泡や潰瘍ができます。
一般的に猫ウィルス鼻気管炎よりは軽い症状ですが、他のウィルスと混合感染する重い症状になります。
3.猫汎白血球減少症(ねこはんはっけきゅうげんしょうしょう)
猫伝染性腸炎とも言います。
パルボウィルスによる病気で高熱、嘔吐、下痢などの症状で白血球が著しく少なくなります。
脱水症状続くとが続くと衰弱して、子ねこの場合は死亡率が高い伝染病。
4.猫白血球ウィルス感染症
これにかかると、他の様々な病気になりやすくなります。
リンパ肉腫、白血病などの腫瘍性の病気、貧血、肝炎等の病気に対する抵抗力が弱くなり、他の感染症を併発することもあります。
治療法が無いので、非常に死亡率が高い病気です。
また、唾液から伝染するので同居の猫にも注意が必要になります。
5.猫クラミジア感染症
風邪のような症状や結膜炎、角膜炎を起こし、他のウィルスと混合感染によって肺炎を起こすこともあります。
感染している母猫から生まれた子猫は数日で死亡することもあります。
ワクチンの費用
ワクチンにも種類があって、うちのかかりつけの病院では3種混合4000円、6種混合6000円でした。
おまけですが、ワクチンを接種時、糞便検査を無料でしてもらえるのです。
結構実施している動物病院があるようですよ。
通常は1000円する検査で、健康状態がわかるのでとても助かります。
ワクチンは子猫時代に2回接種すれば、後は年に一度の摂取で良いので、病気で通院するより遥かに安いと思います。
室内猫の場合も、飼い主が外からウィルスを持ち込んだりする事もあって安心は出来ないと思い、うちの子は6種混合を接種したのですが、数日食欲不振と下痢が続きリスクがある事がわかりました。
そして2度目の摂取は3種混合にしました。
身体に負担もかかるので、動物病院の先生と相談しながら決めるのが良いと思います。
まとめ
感染症の恐ろしさを知ると、予防の大切さを感じます。
人間は風邪で死亡なんて、余程でない限りは考えられない事ですが、猫にとっては命とり。
野良猫は寄生虫、感染症になっている事が多く、母子感染もするので、野良猫から保護した子ねこは当然検査が必要です。
わがやの保護ねこたちも、すぐに動物病院で診てもらいました。
ノミやダニが寄生していた事があったので、保護したらすぐに対処してもらえば簡単に駆除できます。
入りづらいし、金額が気になる動物病院ですが、人間のドクターに比べて、とても話しやすいと感じています。^^
何でも相談しちゃいましょう。
ペットホテル併設の病院だと、患者(動物)に限り、利用できたりするので、メリット多いですよ。