和歌山県内で「不幸な猫をなくすプロジェクト」が2016年にスタート。
この制度で今年2019年1月までに、1208匹に手術が施された。
19年度に新設予定の動物愛護センターで野良猫の不妊・去勢手術の体制を整えるため、ふるさと納税で寄付を集ったところ、目標金額の1800万を大きく上回り、約2457万も集まったのです。
近所の野良猫に不妊・去勢手術をしてあげている方がいらっしゃって、「事情があって飼ってあげられないけど、余生を見守ってあげたい」とおっしゃっていました。
その話を聞いて私は自分の無力さを感じました。
3匹の猫を保護した私は、これ以上保護できないと思っていて野良猫たちに手術して元に戻す事なんて考えもしなかった事でした。
去勢手術は1匹10000円~30000円程かかります。
野良猫の数も多いので個人負担が大きくなかなか出来るものではありません。
個人の力では中々難しい金銭的な問題を県が力を貸してくれるだけで、こんなにも多くの猫達が助かるんですね。
それでもまだまだ殺処分ゼロに間に合っては居ないのですが、何より、こんなに関心を持っている方が居る事に感動しました。
猫を飼ってから思ったのですが、猫好きは少ないのではないか?と言う事。
猫と散歩をするのが日常なので、時々話しかけられますが、結構苦情が多い(^_^;)
「猫が庭を掘るのが嫌だわ」
「猫のおしっこで草が枯れる」
「猫はダメだ」
と、大体お庭に糞尿をする事に不満を感じておられるですね。
もちろんお気持ちは分かりますが、人間のテリトリーを猫が知るすべはありません。
猫や他の動物たちのテリトリーに勝手に家を建てたのは人間ではないのか。
自然破壊も人間の勝手な都合です。
と聞いてて思ってしましました。
和歌山県で今年度の予算は1200万円で約600匹の手術券が交付されました。
予算だけでは救えない数の野良猫が居ますが、このプロジェクトが続くことによって殺処分ゼロになったら素敵ですね。